改良5(SP武川 DNタコメーター&サーモメーター)

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バイク用品

エイプのカスタムで一番の障害になるのは、タコメーター(エンジンの回転数を表示)がないことかと思います。

メーカーカタログをみると、8000rpm/m(1分間にクランクシャフトが8000回転)がメーカーのレブリミット(最大回転数)と提示されていますが、そもそもタコメーターが付いてないので回転数が分かりません…

そのため、カスタムする場合に正確なエンジン回転数が把握出来ないと、エンジンを壊してしまうので、タコメーターは後付けで必須になると思います。

というわけで、タコメーターを購入して取り付けていきます。

メーター選び

タコメーターは、カスタムしていく上で非常に重要な部品なので、エンジン回転数が正確に測れること一択で選んでいきます。

まず、計測精度重視なので、信頼のおけるメーカーが出していること、を条件に絞っていきます。

  • デイトナ製
  • キタコ製
  • SP武川製

と、上記3メーカーに絞りました。

そのうち、エイプ専用として出されているのは、SP武川製のみでした。
というか、交流電流(AC)で動くのは、SP武川製のみだったので、迷うことなくこれに決定!

他は、汎用品だったり、直流電流(DC)が必要だったりと、精度を求めようとすると、不確定要素がありすぎるので、選択できない結果でした。

SP武川製には、デジタルのスピードメーター兼タコメーターもありますが、購入時から着いていた武川製のスピードメーターはそのままにしたいので、アナログメーターにしました。おまけで、温度を測れるセンサーも付いていてお得感ありです。

準備

【重要】ここの内容に関して、エイプ50(キャブ)への取り付けをSP武川の説明書を読んで抜粋して紹介していますので、取り付ける際には、同梱の説明書をしっかり熟読した上で取り付けを行ってください。※自己責任でお願いします。

1.タコメーター

今回のメイン部品です。
※詳細は分かりませんが、最近マイナーチェンジされた?ようで、メーターパネルが白からオレンジになったようです。

↓マイナーチェンジ後?のメーターパネルがオレンジのもの

2.SP武川製ミニレギュレーター

最初は購入する予定はなかったのですが、タコメーターの取り付け説明書に、「電気系に詳しくない人は取り付け推奨」とあったので、過電圧から守るために取り付けました。多分ですが、ヘッドライトが消えた時などに起こると思われる、消費されるはずの電圧がタコメーターに流れ、壊れるのを防げるのだと理解しました。

3.SP武川 マグネット付きドレンボルト

油温センサーを取り付けるためのドレンボルトです。直接エンジンオイルに触れて測るタイプではないので、測れるのは「ドレンボルトの温度」です。

結構強力なマグネットなので、オイル内容の鉄粉集めには効果ありそうです。

スチールパイプにくっついた武川製ドレンボルト。かなり強力です。

4.工具

  • コンビネーションスパナ
  • ラチェットハンドル
  • ソケットレンチ
  • 六角レンチ(温度センサー取り付けで使用)
  • 電子工作工具(今回は使わず)
  • タイラップ
  • エンジンオイル(HONDA純正G2)※オイルはお好みで。

事前作業

1.ライト取り外し

タコメーター用電源をとるため、ライトケース内で電源配線との接続が必要になります。そのため、あらかじめ外しておきます。

2.シート外し

シートを外さないと燃料タンクが外せないので先に外します。

3.燃料タンク外し

エンジン回転数を計測するための配線が燃料タンクの下にあるため外します。

メーター仮止め

同梱のメーターステーを使ってタコメーターを仮止めしておきます。

私のエイプは、セパハンになっており、ハンドルブリッジがありません。そのため、メーターステーは、トップブリッジにつけることにします。

ただ、ステーにタコメーターを取り付け、トップブリッジに固定しようとする、タコメーターがメーターケースと隣のボルトにあたってしまったため、ボルトにナットを1つ挟んで高さを出してから取り付けました。

メーターケース内の配線

最初に、タコメーター本体から出ているカプラーと電源サブコードを接続します。

次に、電源サブコードとSP武川製ミニレギュレーターと接続します。

ミニレギュレーターは、タコメーターとボディからの配線間に割り込ませるような形で割り込ませます。

では、やっていきます。

1.メーター本体から出ているカプラーと電源サブコードを接続します。

また、電源サブコードから出ている黒は、赤に合流させておきます。

2.「1」で接続した電源サブコードとミニレギュレーターを接続します。

接続は以下のように、赤と黒、緑と緑を接続します。

↑ミニレギュレーターから出ている残り2本(茶、緑)の配線を車体側の配線に接続します。
※車体側の配線とは、燃料タンクの真下のフレームを通ってきている配線です。

車体側との配線

ミニレギュレーターと車体側の配線を接続します。

左右ウインカー、メーター、ブレーキランプなど、他にも配線がライトケース内に入ってきているので、どこからきている配線なのかを確認しながら進めます。※外側から引っ張ってみると分かりやすいです。

1.茶と黒で配線を接続します。

2.緑と緑で配線を接続します。

自分のエイプでは、車体側からの緑配線は一本しかなかったので、ミニレギュレーター付属の茶色の二股配線で分岐させ、ミニレギュレーターからの緑は、ここの二股に接続しています。

3.通電確認

エンジンをかけて、通電することを確認します。
※事前に燃料タンクを戻しておきます。

エンジン回転数を計測するコードは接続していないので、針は動かなくても問題ありません。

エンジン回転数計測用の配線接続(RPM信号入力)

エンジン回転数計測用の配線を行います。

イグニッションコイルに接続してあるCDI配線に割り込みさせます。

それでは、作業していきます。

1.タコメーター本体から出ている茶と付属の茶配線(延長コード)を接続しておきます。

2.燃料タンクの下にイグニッションコイルがあるので、上側の茶配線を抜きます。

3.タコメーター本体に接続した茶配線が二股になっているので、片方にイグニッションコイルに接続されていた茶配線を接続し、もう片方をイグニッションコイルに接続します。

油温計用の配線接続

SP武川 マグネット付きドレンボルトにセンサーを取り付けます。

注)あらかじめ武川のドレンボルトに交換してあることを前提としています。

1.タコメーター本体と温度センサー配線を接続

黄(温度センサー入力(抵抗値))、緑(温度センサー入力(GND))カプラーと温度センサーを接続します。

2.温度センサーをドレンボルトに差し込み、六角ナットで固定します。注)締め込みすぎると温度センサーが壊れるので、引っ張って抜けないくらいで。

※分かりやすいようにドレンボルトを外した状態の写真

動作確認

燃料タンクを車体に乗せ、キャブレターへの燃料ホースと燃料タンクを接続し、燃料コックをONにした状態にして、エンジンがかかる状態にします。
※取り付けて動かなかった場合も考慮して完全には取り付けません。

以下を確認します。

1.タコメーター動作確認

2.ヘッドライトの点灯確認

3.左右ウインカーの動作確認(前後)

4.ブレーキランプの点灯確認

5.テールランプの点灯確認

6.ホーンの動作確認

事後作業

1.配線・コネクター接合部の防水処理

今回、配線した箇所が雨に濡れて、ショートするのを防ぐため、防水処理をしておきます。購入したものは以下のものです。

こんな感じでタイラップで固定しました。

2.配線固定

タイラップを使用して、配線を車体に固定しておきます。

3.メーターボックス内配線整理

ミニレギュレーターがメーターボックス内に追加で場所を取ることになるので、しっかりと整理して蓋を閉じます。

4.燃料タンクを車体固定

5.シートを車体に固定

6.タコメーター固定

完成

滑らかに回転数が上がる感じで、正確に計れてそうです。

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