エイプ50ノーマルベースで吸排気系とセッティングを行いましたが、さらにパワーを求めていきます。
ケイヒンPC20(キタコ仕様)に交換し、吸気量をさらに増やしてパワーアップを行います。
「なぜキタコなのか?」は、ボアアップもキタコのものを利用しようかと思っていたためですが、特に他のメーカーでも問題なさそうです。
準備
■パーツ
- PC20キャブキット(キタコ)リンク
- コネクティングチューブ(デイトナ) ⇒純正エアクリーナーボックスを使う場合は必須。リンク
- ハイスロットルキット ⇒純正を利用する場合、スロットルを握り直さないとフルスロットルに出来ないため、交換推奨。リンク
※ただ、キャブキットにスロットルワイヤーが付属されている場合は不要かもしれない。 - ネジロック(デイトナ)リンク
- (純正部品)ナットセット・スクエア×1個(部品番号:16041-KRL-003)
※純正部品は、ウェビック(https://www.webike.net/wbs/genuine-estimate-input.html)で注文しました。
■工具
- ソケットレンチ
- ラチェットハンドル
- コンビネーションスパナ
- タイラップ
- パーツクリーナー
- エアダスター
- スクレーパー(ガスケット除去に利用)
- 紙コップ(ガソリン受け)
事前準備
1.燃料コックをOFFにする

2.純正キャブからガソリンを排出する

3.燃料タンク外し
タンクをフレームに固定しているボルトを燃料ホースより先に外すと、燃料チューブを引き抜く際に燃料タンクが動いてしまい、引き抜き難くなるので、燃料タンクはあとに外します。
燃料ホースを引き抜くときにチューブ内にガソリンが残っているときがあるので、ペーパー等で押さえて引き抜くと良いです。


3.サイドカバー外し
左右のサイドカバーを外します。
右側はプラスネジで一ヶ所留められています。

左側は、引っ張るだけで外せます。
コネクティングチューブ外し
純正のコネクティングチューブだと、PC20キャブとの結合部分が合わないので、デイトナ製のものと替えます。
1.エアークリーナー外し
エアクリーナーボックスを開け、エアクリーナーを留めているバンドを外します。

2.エアクリーナー取り出し
エアクリーナーボックスを開け、中のエアクリーナーを取り出します。
3.ホースバンド取り外し
純正キャブとコネクティングチューブを繋いでいる金属製ホースバンドのプラスネジを緩めます。

4.純正キャブからコネクティングチューブを抜きます。

5.エアクリーナーボックス内からコネクティングチューブを引き抜きます。

純正キャブ外し
1.キャブの上部からスロットルバルブを外します。


2.エンジン側のインテークマニホールドと純正キャブを繋いでいるボルト二本を外します。

キャブとインテークマニホールドを繋いでいるボルトを再利用する場合は、ダブルナットで外しておく必要がありますが、再利用はオススメしません。

私も再利用したのですが、なめてしまったので、結局交換しました。
外すのに苦労しました。。。
アクセルワイヤー外し
1.純正キャブへのびているアクセルワイヤーをタイラップを外しながら取っていきます。
2.アクセルワイヤーを純正スロットルから外します。ネジを1つでとめられているので外します。

アクセルスロットル外し
1.アクセルスロットルをグリップごと外します。

グリップは再利用するので、アクセルスロットルから分離しておきます。
分離しにくい場合は、アクセルスロットルとグリップの間にマイナスドライバーをネジ込み、潤滑用にシリコンスプレーを使うと外しやすいです。
パーツクリーナーでもOKですが、パーツクリーナーが金属限定のものはプラステックが変形する場合があるのでやめておいたほうがよいと思います。
インテークマニホールド外し
1.エンジンヘッドとインテークマニホールドを繋いでいるボルトを二本外します。

ガスケット除去
1.シリンダーヘッド側のガスケットを残りがないようにスクレーパーで削り取ります。
このとき、ヘッドシリンダー側に傷をつけないように気をつけて作業します。
初めて外す場合は、ガスケットが固着していることがあり、なかなかとれないので結構時間がかかります…(私は、かなり固着していてかなり時間かかりました)
古いガスケットを残さずとらないと、吸気漏れなどが発生し、セッティングが決まり難かったり、本来りよパワーダウンしてしまうなど、後々問題になるためしっかり削り取ります。

インテークマニホールド(キタコ製)を取り付け
1.キタコ製のインテークマニホールドを付属のガスケットを挟んで取り付けます。
ちなみに純正とキタコ(ノーマルヘッド用)のマニホールドの比較は、こんな感じです。
ヘッド側の径は変わりませんが、キャブ側は見た目でも大きくなりますね!


2.2本のボルトを規定トルクで締め付けます。
規定トルクは、1.0kgf・mです。

PC20キャブレター取り付け
メインジェット、パイロットジェット、ニードル位置は、キタコのつるしとしています。不都合あれば、セッティングしていきます。つるしのセッティングは、メインジェット#95,パイロットジェット#38、ジェットニードル上から3段目です。
1.平ナットを差し込みネジロックをボルトに塗布してボルトを差し込みます。ネジロックは、赤丸の箇所に塗ります。

2.ダブルナットで締め付けます。
※注)ネジロックが乾くのに時間がかかるため、新品のねじったを購入した場合は、最初につけておくとよいです。
3.インテークマニホールドと繋ぐボルトをPC20キャブレターに取り付ける。

コネクティングチューブ(デイトナ製)取り付け
1.デイトナのコネクティングチューブをエアクリーナーボックス内側から差し込んで取り着けます。

2.コネクティングチューブをキャブのインテーク側に接続します。

アクセルワイヤー・ジェットニードル取り付け
1.アクセルワイヤーをアクセルスロットルに取り付け、仮止めしておきます。
このときハンドルの下を通すことになるので干渉しないようにハンドルを左右に動かしながら通す位置を決めます。
2.アクセルワイヤーをフレームタンク下辺りのフレーム付近をはわせてキャブ付近まで延ばします。※純正のアクセルワイヤーが通っていたところを通すと干渉しないと思います。
3.ジェットニードルをアクセルワイヤーにつけます。
ジェットニードルの組立は、仕組みが同じなので純正キャブと同様です。
- ジェットニードルをスロットルバルブへ挿入
- ジェットニードルをクリップで固定
- バネをクラッチケーブルに通す
- バネを縮めて、クラッチケーブルのタイコ(赤丸)を赤矢印のところからいれる ※1の写真を参照
- バネをスロットルバルブの中に格納する

4.キャブの上部から挿入し、キャップをしめます。挿入するときに向きがあるので、注意します。①の窪みに②の突起が入るように位置を合わせて挿入します。

5.グリップをアクセルスロットルへ指し込み、アクセルスロットが「パチン」と戻ることを確認します。
※必要であれば、ラバーグリップを塗ってから取り付けます。
事後作業
1.仮止めしていた箇所を本締めします。
2.サイドカバー、タンク、シートを取り付けます。
3.燃料ホースをタンクに取り付け、燃料コックをONにあわせ、ガソリンをキャブに供給します。
注)このとき、キャブのブリーザーホースを燃料タンクにつけるとガソリンが溢れ出ますので注意です。ブリーザーホースの向かって右側の斜め上側に延びているところに燃料ホースは指しましょう。

セッティング
私のエイプ50は、つるしセッティングでは、燃調が合わずにふけあがらなくなってしまったので、次回セッティングしていきます。